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」、 三菱自動車工業 に問い合わせた。その結果、「45度もの急な勾配を下れば、横転する可能性が高い」という返答を得た。 捜査一課長は、犯人の車が横転することを想定して、横転した車から犯人を取り押さえるため、土手の下に多くの捜査員を配置し直した。 午後0時17分 逃げ道を探っていた犯人が、子供を車の中に置いて一人になった(車からも10m弱離れていた)。捜査一課長は狙撃を指示、狙撃手の撃った弾丸は、犯人の右の太腿を貫通した。 しかし、犯人は転倒せず、右脚を引きずりながら車に戻った。ライフルの銃声を合図にして突撃した捜査員たちを見て、犯人は発砲。自ら犯人に突撃した捜査一課長は、猟銃を犯人から奪い取った。 犯人は、すぐさま車を急発進させ、ガードレールを突き破って逃走を図った。犯人の車は、横転することなく土手を下った。 犯人の車が横転しなかったので、捜査員の一人が、犯人の車を追いかけるために、都農神社前から1台のバスを藤見霊園方向へ動かした(バスが封鎖していた、国道10号へ通じる道に間隙が生じた)。犯人の車は、土手の下の住宅地を50mほど西へ走った後、Uターンし、バスが1台いなくなった道から国道10号へ脱出した。 「車が横転しなかった場合、どうやって犯人を追い詰めるのか?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 北方町猟銃殺人逃走事件 (きたかたちょうりょうじゅうさつじんとうそうじけん)は、 1996年 ( 平成 8年) 10月17日 に 宮崎県 北方町 (現 延岡市 北方町)で発生した殺人事件、および同犯人の逃走事件(逃走中も複数発を発砲した)。 北方町から 宮崎市 へ向けて、車で 国道218号 や 国道10号 を逃走。発生から逮捕までの カーチェイス は6時間30分に及んだ。 目次 1 事件経過 1. 1 発生 1. 2 第1の包囲網・北方町角田丑 1. 3 第2の包囲網・延岡市船越 1. 4 第3の包囲網・都農町都農神社前 1.